【認定講習会および研修会】第5回 平成27年8月30日開催

      2023/11/09

平成27年度 第5回 一般社団法人東京形成歯科研究会主催
公益社団法人日本口腔インプラント学会「認定講習会」及び「研修会」開催のご案内

講演

「オールオン4の適用症例と実際」
九州歯科大学 歯学部長 口腔再建リハビリテーション学分野教授
附属病院口腔インプラントセンター長 細川 隆司 先生
「インプラントに関連する形態学」
新日比谷木下歯科クリニック 院長/一般社団法人東京形成歯科研究会 木下 三博 先生
「自分の臨床を振り返り、全顎的インプラント治療を再考する。」
医療法人愛和会/一般社団法人東京形成歯科研究会 増木 英郎 先生

開催概要

日時
平成 27 年 8 月 30 日(日) 10:00~
場所
オクデラメディカルインスティテュート セミナー室(5F)
※当日は、「4F・王子フィットネス&ジム」までお越しください。
5Fセミナー室へは4Fを経由して頂きます。
住所
東京都北区王子-26-2 ウェルネスオクデラビルズ
TEL :03-3919-5111
FAX:03-3919-5114
※当日の連絡先 TEL:03-3912-9275
お申し込み方法
別紙「参加申込書」に必要事項をご記入の上、FAXまたはE-mailにてお送り下さい。
FAX:03-3919-5114
E‐mail:okudera@carrot.ocn.ne.jp

[お問合せ]
東京形成歯科研究会 事務局 担当:押田浩文
〒114‐0002
東京都北区王子2‐26‐2 ウェルネスオクデラビルズ3F オクデラメディカル内
TEL:03‐3919‐5111
FAX:03‐3919‐5114
E‐mail:okudera@carrot.ocn.ne.jp
講師
九州歯科大学 歯学部長 口腔再建リハビリテーション学分野教授 細川 隆司 先生
新日比谷木下歯科クリニック 院長/一般社団法人東京形成歯科研究会 木下 三博 先生
医療法人愛和会/一般社団法人東京形成歯科研究会 増木 英郎 先生
タイムスケジュール
  • 10:00 ~講 演 「木下 三博 先生」
  • 11:00 ~講 演 「増木 英郎 先生」
  • 12:00 ~昼 食
  • 13:30 ~講 演 「細川 隆司 先生」
  • 16:00 ~予演会 「矢守 俊介 先生」
          ※第 45 回公益社団法人日本口腔インプラント学会学術大会 発表
  • 16:30 ~予演会 「佐藤 篤 先生」
          ※第 45 回公益社団法人日本口腔インプラント学会学術大会 発表
  • 17:00 ~予演会 「荻原 真 先生」 ※ケースプレゼンテーション試験

講演内容

午前の部①

「インプラントに関連する形態学」

新日比谷木下歯科クリニック 院長/一般社団法人東京形成歯科研究会 木下 三博 先生

研究会所属以来、スタディモデルを用いてインプラント周囲の骨や歯肉の形態変化を客観的に評価する retrospective な研究発表を行ってきた。現在はインプラント上部構造の形態について模索している。そのための布石として第 43・44 回日本口腔インプラント学会学術大会において「Contour 指数を用いたインプラント上部構造と天然歯との比較」・「インプラント上部構造と食物停滞に関する流体力学的察」の発表を行った。学会発表済の内容から模索中の上部構造形態について述べさせて頂きます。

略歴
1980年
慶應義塾大学商学部卒業
1986年
昭和大学歯学部編入学
1991年
昭和大学歯学部卒業,上條賞受賞
1999年
新日比谷木下歯科クリニック開設
(公社)日本口腔インプラント学会専門医,代議員略 歴〕
午前の部②

「自分の臨床を振り返り、全顎的インプラント治療を再考する。 」

医療法人愛和会/一般社団法人東京形成歯科研究会 増木 英郎 先生

初めてインプラントを患者さんに埋入したのが平成 7 年 10 月。あれから 20 年経ったわけですがまだまだ未熟で経験も十分ではない私ではあり、諸先輩方を前に発表出来るレベルではありません。自分の学生時代はなんとなく噂で人工歯根というものの話は聞いていましたが授業でも取り上げられるわけではないし、出身が北海道の田舎大学でもあったので周りからの情報は少なく、インプラントとは自分とかけ離れた分野でした。そんな私が卒後数年しか経っていないころに完全独学でのめり込んでいったのです。
当初は断層撮影 CT は一般的ではなくオルソパントを頼りにインプラントの埋入方向、長さ、太さを決めて埋入していました。当初はあまり難症例には挑んでいませんでしたが自信が持てない症例は医科にお願いして CT を撮影させてもらっていました。もちろん 3D などという機能はない頃です。
近年はデンタルデジタル CT の普及には目覚しいものを感じます。それに伴いマクロ解剖の新たな見知とコンピュータ、インターネットの知識が要求されます。そして私の症例も CT なしでは行えない症例へと変わり、オステオトームテクニック、GBR、サイナスリフト、上顎結節、上顎洞前壁、口蓋骨への傾斜埋入、 今回は自分のつたない症例を振り返りながら全顎的症例を中心に自分の中で反省点をのべさせていただきながら 20 年間の自分のインプラント臨床を振り返りたいと思います。 これからインプラント治療の世界に入っていかれる先生方の参考になれば幸いと存じます。

略歴

北海道大学歯学部卒
クラウンブリッジ教室にて研鑽(第 2 補綴科)
のちに同大学歯周病教室にて学位取得 歯学博士
ICOI diplomate、
ISBB 認定医
日本口腔 implant 学会専門医

平成 5 年
旭川市にてエルム駅前歯科医院開設
平成 6 年
初めてインプラントを左下 67 に 2 本埋入
平成 7 年
左上臼歯部に顎から骨採取し、サイナスリフト同時にインプラント 2 本埋入
平成 14 年
GC プロマックスデジタルパノラマを導入、断層 5mm が撮影可能。
平成 16 年
旭川市にてあしたば歯科開設。医療法人愛和会設立。
平成 17 年
日立メディコ社製デンタルデジタル 3DCT スローン導入
平成 18 年
札幌市にてエルムデンタルクリニック大通り南を開設
平成 20 年
札幌院にモリタ社製ベラビュー3DCT 導入
平成 23 年
札幌エルムデンタルクリニック大通り南にてシロナ製ガリレオス導入、同時にノーベルバイオケア社製ノーベルガイド導入。
平成 26 年
旭川エルム駅前歯科医院にてプランメカプロマックス 3D 導入
平成 27 年
あしたば歯科にてヨシダ社製ファインキューブ導入
所属学会

筒井塾、日本歯科補綴学会、日本歯周病学会、日本歯科感染症学会
日本歯科東洋医学会、日本ホメオパシー医学会、日本顎咬合学会
日本口腔インプラント学会、国際インプラント学会、ISBB

午後の部

「オールオン4の適用症例と実際」

九州歯科大学 歯学部長 口腔再建リハビリテーション学分野教授 細川 隆司 先生

現在、多くのインプラントシステムが開発、市販されているが、どれも同じように見えて、実は、そうではない。いわゆるリスクマネージメントという観点から見て、無歯顎のインプラント治療においては、システムの特性を知っていなければ、大きな問題を抱え込む危険性がある。本講義では、オールオン4コンセプトに基づいた無歯顎インプラント治療のリスクとベネフィットを論じるとともに、これまであまり語られることの無かったインプラントシステム毎の特性、とくにノーベルバイオケアタイプのインプラントとストローマンタイプのインプラントの違いについても論じてみたい。

略歴

細川隆司(ほそかわ・りゅうじ)
九州歯科大学 歯学部長
口腔再建リハビリテーション学分野教授
附属病院口腔インプラントセンター長
日本補綴歯科学会指導医・日本口腔インプラント学会指導医

1986年
九州歯科大学歯学部卒業
1989年
日本学術振興会特別研究員
1990年
九州歯科大学大学院歯学研究科修了
1990年
ハーバード大学歯学部研究員
1991年
九州歯科大学歯学部助手
1995年
広島大学歯学部助手
2001年
広島大学歯学部附属病院講師
2003年
九州歯科大学教授、附属病院口腔インプラントセンター長
2012年
九州歯科大学歯学部長

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