第55回JSOI学術大会 施設セッション
2025/10/18
10月25日(土)8:00~8:50
第4会場(福岡国際会議場 4階 409+410)
〒812-0032 福岡県福岡市博多区石城町2-1
主催
一般社団法人 東京形成歯科研究会
Tokyo Plastic Dental Society 厚生労働省認定 再生医療等委員会
座 長:上松 隆司(東京形成歯科研究会・理事)
講 師:相澤 八大(東京形成歯科研究会・理事)
ガイデッドサージェリーの実践知 — デジタル時代のインプラント臨床研修 —
Mastering guided surgery: A Practical approach to clinical implant training in the digital age
デジタル技術の進歩は歯科分野全般に拡大し,とりわけインプラント治療では,治療計画,埋入手術,プロビジョナルクラウン,そして最終上部構造の作製までのあらゆる治療工程で,確実性の向上,作業工程の簡素化,計画立案や診療時間の短縮などの恩恵をもたらしている. インプラントの長期予後を確立するためには,上部構造作製までの計画を入念に立案するとともに,シミュレーション通りに手術を遂行できるガイデッドサージェリーは重要な技術である.ダブルスキャンや各種スキャナーを用いてCT画像とのマッチングによりサージカルガイドの精度が飛躍的に向上し,歯科技工士との関わり方も大きく変化している. 当施設の学会認定講習会では, ガイデッドサージェリーの基礎と応用,治療計画とガイドを使用したハンズオントレーニング,とくに広く普及している静的ガイドを中心に講義を行っている.講習会初期と現在の講義内容は,時代の流れに沿って変化しているが,それこそがDXであり,常に技術革新に対して情報収集が必要である.デジタル機器は,その普及に伴い治療の予測性や質の向上に重要な役割を果たしている一方,実際に運用してみると,現時点においては課題も多く残されており,さまざまな工夫を凝らして対応していく必要がある. 当施設における教育と実習を紹介するとともに,具体的にガイデッドサージェリーを利用し,チームで取り組んだ症例について報告と解説を行う.
略歴
相澤 八大
1995年 北海道大学歯学部卒業
1995年 山梨勤医協 甲府共立病院
1998年 東京医科歯科大学歯科麻酔科専攻生
2000年 山梨大学医学部麻酔科研修生
2001年 山梨勤医協 共立歯科センター医局長
2003年 あいざわ歯科クリニック開業
2005年 東京形成歯科研究会入会
2006年 医療法人再生会理事長
2011年 日本口腔インプラント学会専門医
2025年 日本口腔インプラント学会指導医


