TPDS創立40周年記念 再生医療血液臨床応用 医科・歯科 国際特別講演会 2022年度 第2回 東京形成歯科研究会 “例会”
2023/11/07
フライヤー | |
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主催 | 一般社団法人 東京形成歯科研究会(TPDS)/ 国際血液・幹細胞臨床応用会議(ISBB) |
大会長 |
|
テーマ
再生医療血液臨床応用 医科・歯科 国際特別講演会:
医科・歯科領域における第3種再生医療(PRP・PRF・CGF・PRGF)の基礎と臨床
2022年度 第2回 東京形成歯科研究会 “例会”:
再生治療(P R P派生物質の応用)/インプラント臨床における予防歯科
開催日程 | 2023年3月11日(土)13:00~ 講演会・例会 2023年3月11日(土)18:00~ 懇親会・祝宴会 2023年3月12日(日)9:00~ 講演会・例会 |
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開催形式 | 3月11日(土) 講演会・例会 : 対面 + オンライン(Zoom) 3月11日(土) 懇親会 : 対面 3月12日(日) 講演会・例会 : 対面 + オンライン(Zoom) |
会場 および Zoomアドレス等
3月11日(土) 講演会・例会:
1) 対面
花月会館 4階 大雪の間(〒070-0033 北海道旭川市3条通7丁目左8号、TEL:0166-22-1100)
https://kagetsukaikan.jp/
2)オンライン・Zoom
アドレス 事務へお問合せ下さい。
ミーティングID: 事務へお問合せ下さい。
パスコード: 事務へお問合せ下さい。
3月11日(土) 懇親会 ※“対面”参加のみ
花月会館 2階 雪の間(〒070-0033 北海道旭川市3条通7丁目左8号、TEL:0166-22-1100)
https://kagetsukaikan.jp/
3月12日(日) 講演会・例会:
1) 対面
花月会館 4階 大雪の間(〒070-0033 北海道旭川市3条通7丁目左8号、TEL:0166-22-1100)
2)オンライン・Zoom
アドレス 事務へお問合せ下さい。
ミーティングID: 事務へお問合せ下さい。
パスコード: 事務へお問合せ下さい。
参加対象者 | TPDS会員、JSOI専門医・専修医更新予定者、当会主催JSOI認定講習会受講生、JSOI専門医・専修医を目指す先生、JSOIケープレ受験検討者、症例相談を希望される先生、再生医療等提供機関管理者、一般参加者、 |
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参加費 | 3月11日(土) 懇親会 ・8,000円 3月11(土)・12日(日) 講演会・例会 ※3月12日(日)14:10~ 参加対象者:東京形成歯科研究会会員、当会主催JSOI認定講習会受講生“限定” ・東京形成歯科研究会会員、当会主催JSOI認定講習会受講生:無料 ・ISBB 会員:無料 ・一般・早割 :20,000円(2023年1月12日までの申込) ・一般 :25,000円 |
[お問合せ先] | 〒114-0002 東京都北区王子2-26-2-3F オクデラメディカル内 一般社団法人東京形成歯科研究会 事務局 TEL:03-3919-5111 / FAX:03-3919-5114 / E-mail:okudera@carrot.ocn.ne.jp |
プログラム・タイムスケジュール
※予告なく変更となる場合がございます。予めご了承の程お願い致します。
※敬称略
3月11(土) 講演会・例会
受付 / オンライン(Zoom)接続
12:30 ~
開会式・挨拶
13:00 ~
大会長・増木英郎(東京形成歯科研究会理事、JSOI指導医、(医)愛和会 理事長、ISBB認定医)
教育講演(発表40分+質疑5分)
13:05 ~ 13:50
テーマ:PRP: 夢見る頃を過ぎても
- Speaker:川瀬 知之
(新潟大学大学院医歯学総合研究科顎顔面再建学講座歯科薬理学分野 准教授)
参加形式:オンライン
抄録 Abstract
座長:蘇 正堯(国際血液・幹細胞臨床応用会儀ISBB会長/元国立陽明大学教授/国際再生予防学会WCPRM理事)
参加形式:対面
招待講演1(発表40分+質疑5分)
13:55 ~ 14:40
テーマ:再生医療等安全性確保法における医科・歯科再生医療普及のための課題と取組
- Speaker:飛田 護邦
(順天堂大学革新的医療技術開発研究センター・先任准教授)
参加形式:対面
抄録 Abstract
座長:渡辺 泰典(あけぼの歯科)
参加形式:対面
招待講演2(発表40分+質疑5分)
14:45 ~ 15:30
テーマ:ヒト健康成人CGF/PRFの機械的特性と骨誘導検定
- Speaker:村田 勝
(北海道医療大学 歯学部口腔再生医学分野 教授)
参加形式:対面
抄録 Abstract
座長:飛田 護邦(順天堂大学革新的医療技術開発研究センター・先任准教授)
参加形式:対面
休憩 15:30 ~ 15:45
一般講演1-1 歯科(招待講演)(発表10分+質疑5分)
15:45 ~ 16:00
テーマ:To improve the severely resorbed maxilla using osteotome technique with Piezo machine —an innovative staged approach — ピエゾマシンで骨の再生医療技術を使用して重度吸収された上顎を改善する革新的な段階的な方法。
- Speaker:陳 建志(Ken-Ji Chen チン, ケン-ジ)
参加形式:対面
抄録 Abstract
座長:北村 豊(信州口腔外科インプラントセンター)
参加形式:対面
一般講演1-2 歯科(招待講演)(発表10分+質疑5分)
16:05 ~ 16:20
テーマ:Myth in the regeneration forest . 再生医療の根深い神話
- Speaker:林 明正(LIN,MING-CHENG )
参加形式:対面
抄録 Abstract
座長:渡辺 泰典(あけぼの歯科)
参加形式:対面
一般講演1-3 歯科(招待講演)(発表10分+質疑5分)
16:25 ~ 16:40
テーマ:new approach of full mouth reconstruction in digital era . デジタル時代の新たな口腔再建のアプローチ
- Speaker:沈 育群(SHEN, YU-CHUN)
参加形式:対面
抄録 Abstract
座長:矢守 俊介(旭川駅前あしたばデンタルクリニック)
参加形式:対面
一般講演1-4 歯科(招待講演)(発表10分+質疑5分)
16:45 ~ 17:00
テーマ:The clinical application、priniciple、practical experience of Er.YAG laser & PBM in the minimal invasive immediate implantology 低侵襲インプラント即時埋入におけるEr.YAGレーザー&PBMの臨床応用症例
- Speaker:王 立安 (Wang,Li-An)
参加形式:対面
抄録 Abstract
座長:渡辺 孝夫(厚生歯科)
参加形式:対面
大会長講演(発表10分+質疑5分)
17:05 ~ 17:20
テーマ:東京形成と共に学び、インプラント学と臨床の間で健康とは何かを知り得たか。
- Speaker:大会長 増木 英郎
((医)愛和会 理事長)
参加形式:対面
抄録 Abstract
座長:月岡 庸之(つきおか歯科医院)
参加形式:対面
閉会 挨拶
17:20 ~ 17:25
月岡 庸之(つきおか歯科医院)
17:25 終了
3月11日(土) 18:00 ~ 懇親会
プログラム:別紙
3月12日(日) 講演会・例会
8:30 ~ 受付 / オンライン(Zoom)接続
9:00 ~ 開会式・挨拶 大会長・増木 英郎
一般講演1-1(発表25分+質疑5分)
医科
9:05 ~ 9:35 (30分)
テーマ:再生医療 美容医療、皮膚領域から体の病気まで
- Speaker:本多 剛大
(銀座クリニック)
参加形式:オンライン
抄録 Abstract
座長:増木 英郎((医)愛和会 理事長)
参加形式:対面
一般講演1-2(発表25分+質疑5分)
医科
9:40 ~ 10:10 (30分)
テーマ:運動器疾患に対する多血小板血漿療法
- Speaker:若山 貴則
(順天堂大学整形外科)
参加形式:オンライン
抄録 Abstract
座長:本多 剛大(銀座クリニック)
参加形式:オンライン
一般講演2-1(発表25分+質疑5分)
歯科
10:15 ~ 10:45 (30分)
テーマ:培養骨膜シートを用いた再生医療
- Speaker:渡辺 泰典
(あけぼの歯科)
参加形式:対面
抄録 Abstract
座長:林 明正
参加形式:対面
一般講演2-2(発表25分+質疑5分)
歯科
10:50 ~ 11:20 (30分)
テーマ:GBRとPRPの併用により、サイナスリフトやソケットリフト無しで審美性と咬合を回復したインプラント症例について
- Speaker:樋口 真弘
(ヒグチ歯科医院)
参加形式:オンライン
抄録 Abstract
座長:陳 建志
参加形式:対面
出版記念 口腔インプラントにおける予防歯科、特別講演会
症例発表1(著者講演)(発表10分+質疑5分)
歯科
11:25 ~ 11:40 (30分)
テーマ:予防歯科(出版記念) 重度歯周病に対して予防歯科に基いたインプラント療法を行った長期症例
- Speaker:江崎 友大
(江崎デンタルクリニック)
参加形式:オンライン
抄録 Abstract
座長:沈 育群
参加形式:対面
症例発表2(著者講演)(発表10分+質疑5分)
歯科
11:45 ~ 12:00 (30分)
テーマ:予防歯科(出版記念) 臼歯部インプラントを予防歯科的手腕とリカバリーで 8年経過後も良好な経過をたどっている症例
- Speaker:大久保 将哉
(赤羽歯科 信濃町診療所)
参加形式:オンライン → 録画放映
抄録 Abstract
座長:王 立安
参加形式:対面
休憩/弁当(講演会場にて)
12:00 ~ 12:40
お茶会(別会場にて)
12:40 ~ 13:00
症例発表3(著者講演)(発表10分+質疑5分)
歯科
13:00 ~ 13:15
テーマ:予防歯科(出版記念) 超高齢化社会を見据えたインプラント治療
- Speaker:秋知 明
(アキチ歯科医院)
参加形式:オンライン
抄録 Abstract
座長:増木 英郎((医)愛和会 理事長)
参加形式:対面
症例発表4(著者講演)(発表10分+質疑5分)
歯科
13:20 ~ 13:35
テーマ:予防歯科(出版記念)インプラント上部構造の形態 −機能と長期保存−
- Speaker:西山 和彦
(あい歯科クリニック)
参加形式:オンライン
抄録 Abstract
座長:菊池 龍介(K.i(ケーアイ)歯科)
参加形式:対面
症例発表5(著者講演)(発表10分+質疑5分)
歯科
13:40 ~ 13:55
テーマ:予防歯科(出版記念) 第2大臼歯欠損症例におけるインプラント選択の重要性 ~口腔機能の安定化と周囲炎の予防
- Speaker:菊池 龍介
(K.i(ケーアイ)歯科)
参加形式:対面
抄録 Abstract
座長:矢守 俊介(旭川駅前あしたばデンタルクリニック)
参加形式:対面
閉会挨拶 ※以降TPDS例会、クローズドの為 / 休憩
歯科
14:00 ~ 14:10
月岡 庸之(つきおか歯科医院)
TPDS例会 ※クローズド
症例発表1/JSOI専門医(指導医)・専修医”更新”セッション(発表10分+質疑10分)
14:10 ~ 14:30
テーマ:垂直的補綴空隙不足に対処した1症例
- Speaker:木村 博光
(市ヶ谷歯科クリニック)
参加形式:オンライン
抄録 Abstract
座長:調整中 ○○○○(所属○○○○○○○○○○○○)
参加形式:対面 または オンライン
症例発表2/JSOI専門医(指導医)・専修医”更新”セッション(発表10分+質疑10分)
14:35 ~ 14:55
テーマ:上顎臼歯部歯の破折による炎症性歯槽骨吸収に対して ソケットリフトにより上顎洞底挙上しインプラント埋入を行った1症例及び予防歯科の重要性について
- Speaker:井畑 秀久
(いばた歯科クリニック)
参加形式:オンライン
抄録 Abstract
座長:調整中 ○○○○(所属○○○○○○○○○○○○)
参加形式:対面 または オンライン
症例報告1/JSOIケープレ”受験”セッション(発表10分+質疑10分)
15:00 ~ 15:20
テーマ:症例報告(ケースプレゼンテーション症例他) 破折歯の抜歯後一回法で行った1症例
- Speaker:阿部 豊
(京王堀之内駅前ゆたか歯科医院)
参加形式:オンライン
座長:調整中 ○○○○(所属○○○○○○○○○○○○)
参加形式:対面 または オンライン
症例報告2/JSOIケープレ”受験”セッション(発表10分+質疑10分)
15:25 ~ 15:45
テーマ:症例報告(ケースプレゼンテーション症例他) 咬合再構築を行った1症例
- Speaker:松本 英司
(京王堀之内駅前ゆたか歯科医院)
参加形式:オンライン
座長:調整中 ○○○○(所属○○○○○○○○○○○○)
参加形式:対面 または オンライン
症例報告3/JSOIケープレ”受験”セッション(発表10分+質疑10分)
15:50 ~ 16:10
テーマ:症例報告(ケースプレゼンテーション症例他) 咬合再構成を行った1症例
- Speaker:野中 康平
(京王堀之内駅前ゆたか歯科医院)
参加形式:オンライン
座長:調整中 ○○○○(所属○○○○○○○○○○○○)
参加形式:対面 または オンライン
閉会式/例会・次回予告
16:10 ~ 16:20
- Speaker:月岡 庸之
(TPDS会長)
参加形式:対面
16:10 終了
抄録 Abstract
「口頭発表」
3月11日(土) 13:05~13:50
演題:PRP: 夢見る頃を過ぎても
発表者:川瀬知之
抄録:
1990年代後半にマルクスによって顎骨再生における有効性が示されたことを端緒として, PRPによる組織再生治療は,2000年代に入って主に歯周・口腔外科領域で一気に広まった.その後,調製プロトコールの改良や自動調製機器の開発もあったが,2004年に登場したPRFはその簡便な調製プロトコールをもって多くの支持を受け現在に至っている.しかし,肝心なPRPに関する本質的な理解はどれほど深くなったか? また,PRP治療の予知性はどれほど向上したか? 甚だ疑問である.
演者は、数年前から一貫して,PRPを一般的な薬物と同等に考えてはいけないし,臨床研究も例数を増やすことで有効性議論に決着をつけられると考えてはいけないと主張している.その根拠を一つだけ示しておくと,PRP治療がもつClinical relevanceを曖昧にしたまま拡散したという歴史的経緯が根底にあるためである.その点、後発である整形外科領域のほうが、明確な適用基準を持ち、治療限界についてもしっかりと認識しているように思われる.口腔外科領域においてもclinical relevance を認識している研究者や臨床家は,組織工学の三要素に着目して,他の因子と組み合わせることで,PRPの限界を打破しようという動きを見せている.ただ、これも,PRPの本質への理解が不十分だと、規制当局の求めるエビデンスを得る段階で必ず挫折する. 自己血が動かせない出発点である限り,また,PRPの有効性がホスト側の一次応答性(血管新生)に大きく依存しているという現実を直視すると,多施設において三変数(PRP,移植部位の状態,調製環境)を質的に同レベルに維持することは困難であり,従来の治験フォーマットでは対応できない.PRPの特性を考慮した治験の考え方を構築するためには,学会主導で臨床現場での意識調査からはじめて,ガイドラインを策定していくことが必要である.
悲観的なことを書くと,研究者が研究のための研究をやっていても舞台は回わせないし,臨床家も「結局,何が一番効くのか?」と言ってるうちは,PRPに将来はない.かといって,半可通同士の安易な連携で解決できる問題ではない.演者は,このような観点から,現在PRPから距離を置きつつ,血小板の能力評価の方法論確立を目指して独自の戦いを展開している.Covid-19やアルツハイマー病研究にも波及効果があるテーマであるが,その成果の一端を紹介しつつ,演者が抱くPRP治療飛躍のためのグランドデザインについてお話できればと思う.
プロフィール:
略歴
1985年 3月 新潟大学歯学部歯学科卒業
1986年 9月 新潟大学大学院歯学研究科中退
1986年 10月~1992年9月 新潟大学歯学部助手
1991年 1月~1993年 5月 米国マイアミ大学医学部博士研究員
1992年 10月~1993年10月 新潟大学歯学部講師
1993年 11月~現在に至る 新潟大学歯学部助教授 (2002年4月より准教授に配置換え)
1997年 11月~1998年 1月 米国カンザス大学医学部およびマイアミ大学医学部にて客員教授
所属:
新潟大学大学院医歯学総合研究科 歯科薬理学分野 准教授
新潟大学病院輸血・再生・細胞治療センター 品質管理責任者
日本歯科大学新潟生命歯学部認定再生医療等委員会委員 日本再生医療学会認定医
「口頭発表」
3月11日(土) 13:55~14:40
演題:再生医療等安全性確保法における医科・歯科再生医療普及のための課題と取組 Issues and Initiatives for the Dissemination of Regenerative Medicine under the Act on the Safety of Regenerative Medicine
発表者:飛田護邦 Morikuni Tobita
抄録:
2014年11月に施行された再生医療等の安全性の確保等に関する法律(安確法)が施行され約8年が経過し、安確法下で治療として提供される再生医療の在り方など課題が散見されるようになってきた。
すなわち、大学・研究機関で安全性及び妥当性を検証された再生医療を、治療として多くの診療所等で実施出来るようにし、かつ、治療後のデータを適切に収集する仕組みづくりが求められるようになってきた感がある。
そこで今回、安確法の現状と課題を整理するとともに、我々が立ち上げたアカデミア発ベンチャー企業で取り組む「安確法下の再生医療提供プラットフォーム構想」について紹介する。
「口頭発表」
3月11日(土) 14:45~15:30
演題:ヒト健康成人CGF/PRFの機械的特性と骨誘導検定 Mechanical properties and bone-inductive bioassay of healthy human CGF/PRF
発表者:村田勝 MURATA MASARU
抄録:
<CGF/PRFの構造特性>Concentrated Growth Factor (CGF)を健康な成人から調製して電顕で超微細構造を観察するとフィブリン線維束表面に楕円形の血小板 (2μm)凝集付着を認めた.
<CGF/PRF 膜の引張強度>膜調製当日: 0.24MPa, 3日後: 0.23MPa,7日後:0.27MPaで有意差を認めなかった (N=3).なお,膜は密閉容器に入れ冷蔵庫(4℃)で保存した.
<骨誘導検定>CGF/PRF膜 /BMP-2 (1μg)をヌードマウス背部皮下に埋入した結果,14日後に骨誘導を認めた.誘導骨は塊状であった.また頭蓋骨骨膜上でも14日後に骨誘導を認めた.誘導骨の一部は軟骨様骨を呈した.一方,CGF/PRF 単独埋入群は組織中のプラスミンにより断片化され,14日後には大部分が吸収され骨・軟骨誘導は起きなかった.
プロフィール:
略歴
村田 勝 (むらた まさる) 1961年(昭和36年)5月11日 長野市生まれ
<学歴・職歴>
1980年 長野県長野高校卒業(32回生)
1988年 北海道大学歯学部卒業(16期)
1993年 北海道大学大学院歯学研究科修了(歯学博士)
1993年 岡山大学歯学部助手(口腔病理学講座)
1995年 フランス ルイ・パスツール大学医学生物学講座留学(文科省在研)
1997年 北海道医療大学歯学部 助手,1999年 講師(口腔外科学第2講座)
2004年 経済産業省 地域新生コンソーシアム(プロジェクトリーダー 2年)
2006年 科学技術振興機構(JST) 顕在化ステージ(研究リーダー 1年)
2007年 北海道医療大学歯学部 准教授(顎顔面口腔外科学分野)
2017年 北海道医療大学歯学部 教授(口腔再生医学分野)
現在に至る
<資格>
日本顎顔面インプラント学会 指導医(144号)
日本口腔外科学会 専門医 (1699号)
日本口腔科学会 認定医(3-17123号)
日本口腔インプラント学会 専門医(747号)(2016年まで)
日本再生医療学会 再生医療認定医 (M1-2015-00267号)(2017年まで)
日本口腔診断学会 認定医 (153号) (2022年まで)
<受賞>
2021年 Distinguished Scientist Award in Hard Tissue Regenerative Biology
2014年 73回日本矯正歯科学会 優秀発表賞
2010年 6th Asia Science Seminar (Taiwan) President Award
2005年 北海道医療大学 理事長賞
1999年 硬組織生物学会 優秀論文賞
1995年 日本口腔インプラント学会 優秀論文賞
「口頭発表」
3月11日(土) 15:45~16:00
演題:To improve the severely resorbed maxilla using osteotome technique with Piezo machine —an innovative staged approach — ピエゾマシンで骨の再生医療技術を使用して重度吸収された上顎を改善する革新的な段階的な方法。
発表者:Chien-chih Chen(Ken-Ji Chen 陳建志)
抄録:
革新的な段階的アプローチが、骨の厚さが 2mm 未満に制限された後上顎を治療するために実施されました。 PRF 膜と組み合わせたピエゾ マシンとオステオトーム技術を使用した段階的アプローチと骨移植片と混合したリリース剤は、PRF からの成長因子の動員の助けを借りて、驚くべき臨床結果を得ることを明確に示しました。
An innovative staged approach has been performed to treat posterior upper jaws, especially those thinner than 2mm. Using Piezo machine and osteotome technique combined with the aid of the recruitment of growth factors derived from PRF membranes and releasate, the staged approach clearly showed a satisfactory clinical outcome.
「口頭発表」
3月11日(土) 16:05~16:20
演題:Myth in the regeneration forest .再生医療の根深い神話
発表者:Ming-Cheng Lin(D.D.S, Ph.D 林明正)
抄録:
この演説は私たちが観察したことにより、一般的なケースと類似のケースのさまざまな治療法について説明します。 最も伝統的な治療モードは、高度な再生医療技術の適用概念と一致していますか? 要するに、標準的な医療手術手順 医師と患者が期待する確実な成功の不変の神話ですか?
「口頭発表」
3月11日(土) 16:25~16:40
演題:new approach of full mouth reconstruction in digital era . デジタル時代の新たな口腔再建のアプローチ
発表者:Yu-Chun Shen (沈育群)
抄録:
従来、全顎の再建には医師や技師の多大な時間と労力が必要であり、コミュニケーションの非対称性により、満足のいく結果が得られないことがよくありました。 デジタル技術の導入により、治療開始前に治療結果を予測できるまったく新しい視点を医師に提供し、医師、技術者、患者が共同で確立された仮想患者を検査し、患者に近いコンセンサスを得ることができます。同じレベルで、多くの繰り返しを節約 変更された時間は、医療技術と患者にとって有利な状況を実現しました。
「口頭発表」
3月11日(土) 16:45~17:00
演題:The clinical application、priniciple、practical experience of Er.YAG laser & PBM in the minimal invasive immediate implantology 低侵襲インプラント即時埋入におけるEr.YAGレーザー&PBMの臨床応用症例
発表者:Wang,Li-An 王立安
抄録:
This presentation hopes to explore ,if the traditional dental implantation consistent with the application concept of the newest advanced regenerative medicine technology?
プロフィール:
略歴
By Dr. Wang , Li-An
Specialist of Full Mouth Reconstruction in dentistry of New York University (NYU)
Specialist of Research in Minimally Invasive Cosmetic Dentistry of University of Washington (UW)
「口頭発表」
3月11日(土) 17:05~17:20
演題:東京形成と共に学び、インプラント学と臨床の間で健康とは何かを知り得たか。
発表者:大会長・増木英郎((医)愛和会 理事長)
「口頭発表」
3月12日(日) 9:05~9:35
演題:美容および皮膚領域におけるPRP療法
発表者:本多剛大(銀座クリニック)
プロフィール:
略歴
東京大学医学部医学科卒
九段坂病院、東京衛生病院、東京逓信病院、東京大学医学部付属病院など勤務
ペンシルバニア大学医学部美容皮膚科留学
「口頭発表」
3月12日(日) 9:40~10:10
演題:運動器疾患に対する多血小板血漿療法
発表者:若山貴則
抄録:
筋・腱・靭帯・関節などの運動器外傷・障害・変性疾患に対する多血小板血漿(PRP)療法は、新規低侵襲治療として注目されている。しかし、作用メカニズムや臨床効果に関するエビデンスは不明な点が多い。PRPの調製方法は多岐に渡り、特にPRP中への白血球の混入はPRP中の生理活性物質濃度を変化させるため、治療効果に大きな影響を及ぼす。我々は、PRP調製方法によりPRP中の生理活性作用が異なることや組織修復過程にも変化を及ぼすことを明らかにした。このことは、患者の病態に応じてPRPを使い分けることでPRP療法の効果を高めることが出来る可能性を示唆している。また、PRP療法の治療効果を左右する因子を探索し、より治療効果の高いPRP療法の確立を目指して基礎及び臨床研究を行っている。今回は、我々がこれまでに行ってきた取り組みについて紹介する。
プロフィール:
略歴
2010年 順天堂大学卒業
2012年 順天堂大学整形外科 入局
2017年 PRP外来
2021年 順天堂大学大学院 卒業
2021年 東京臨海病院 整形外科
(順天堂大学整形外科・スポーツ医学 非常勤助教 併任)
「口頭発表」
3月12日(日) 10:15~10:45
演題:培養骨膜シートを用いた再生医療
発表者:渡辺泰典(あけぼの歯科)
「口頭発表」
3月12日(日) 10:50~11:20
演題:GBRとPRPの併用により、サイナスリフトやソケットリフト無しで審美性と咬合を回復したインプラント症例について
発表者:樋口真弘 HIGUCHI MASAHIRO
抄録:
職業上、術後に腫れが出やすいサイナスリフトを忌避した症例について発表を行なう。
左上4567部がM2~M3のため浸麻下にて抜歯を行い、不良肉芽を掻爬(fig.1)。術後3か月(fig.2)4か月(fig.4)のパノラマレントゲン画像では抜歯窩の骨欠損が大きかったが、サイナスリフトの選択肢が無かったため、GBR後半年程度での埋入の予定を立てた。
GBRではBio-Oss及びFDBAにAFGを加えた骨補填材料を填入し、骨レベルを一定にした上に被覆材としてCGFメンブレン+Cytoplastを用いた後に縫合。その際は減張切開せずにオープンバリアメンブレン法を行う〈術前(fig4)/術後(fig5)〉。
術後2か月(fig6)を経て6か月(fig7)で、サイナス下壁まで十分な距離を取られる理想的な骨レベルまで回復した様子が窺えたため、当初の予定通りサイナスリフト無しでのインプラント埋入を実施した。
「口頭発表」
3月12日(日) 11:25~11:40
演題:重度歯周病に対して予防歯科に基づいたインプラント療法を行った長期症例 A long-term case of preventive dental implant therapy for sever periodontal disease
発表者:江﨑友大 EZAKI TOMOHIRO
抄録:
当医療機関では、虫歯、歯周病、義歯、インプラント治療希望患者を含む全ての患者に対し初期治療に重点を置き、一連の流れ(メディカルトリートメントモデル:MTM)に沿った診療を行っている。いろんな歯科治療に入る前に、「なぜ自分は今の状態になったのか、原因は何なのか」「今後虫歯、歯周病になるリスクはどのくらいあるのか」「口腔内に虫歯菌がどれほどいるのか」等、現在の口腔内現状や将来のリスクを患者に示し理解してもらう。このような初期治療時の十分な動機付けや患者のデンタルIQを高めることにより、口腔内への関心が高まり、患者自身が治療後の口腔内をより一層守ろうとする意識が高まる。そして自然と長期定期メインテナンスへと繋がっていく。それ故自分の多くの天然歯を保存することができる。
「口頭発表」
3月12日(日) 11:45~12:00
演題:予防歯科(出版記念) 臼歯部インプラントを予防歯科的手腕とリカバリーで 8年経過後も良好な経過をたどっている症例
発表者:著者2 大久保将哉(赤羽歯科 信濃町診療所)
抄録:
30代女性, 下顎左側第一大臼歯のインプラント治療を希望され2013年3月に来院.
インプラント手術をおこなうにあたり予防的概念を徹底的に教育し特に歯周組織検査を綿密に行いプラークコントロールの徹底的改善を行った. PCR値も30%から10%まで改善した上で長期保存が出来た症例. 既往歴特記事項なし.
2013年10月ストローマン社製TLインプラント(直径4.1㎜ 長さ10㎜)を埋入, 埋トルクは35Ncmと初期固定良好であったため一回法とした. その後6週間の免荷期間をおいて印象採得を行い, 陶材焼付鋳造冠をスクリューリテインにて装着した.
上部構造装着後は3カ月毎のメインテナンスを行い, 口腔清掃状態, インプラント周囲組織の状態, 歯周組織検査, 咬合状態の確認を継続した.
メインテナンス継続7年経過した際のメインテナンス時にインプラント周囲組織から軽度出血, インプラント上部構造の軽度動揺がみとめられた, この原因はスクリューの緩みであったため、インプラント上部構造の接合部の汚染物質をグリシンパウダーにて除去後、インプラント上部構造の再締結をおこなった.
インプラント上部構造再締結後1週間後に再度インプラント上部構造を外し,
インプラント周囲組織の炎症の消失を確認した後, 再度締結を行った.
インプラント治療においてスクリューの緩みは経年的に生じうることが学術文献からも示唆されており, 定期的なメインテナンスにて確認作業が重要である.
現在インプラント上部構造装着後8年2カ月が経過しているが良好な経過を辿っている.
考察と結論
上部構造装着後3カ月毎のメインテナンスにて, 口腔清掃状態, インプラント周囲組織の状態, 歯周組織検査, 咬合状態の確認などを行っている. 今回定期的なメインテナンスを行っていることでインプラント上部構造のスクリューの緩みを早期に発見できた.
歯周組織的合併症に注視するだけでなく補綴的合併症の有無を診断することがインプラント治療において長期的に良好な経過を辿るために重要であることが今回の症例を通して示唆された.
プロフィール:
略歴
新潟大学卒業
所属:
東京形成歯科研究会
日本口腔インプラント学会 専修医
ITI 日本支部公認インプラントスペシャリスト
「口頭発表」
3月12日(日) 13:00~13:15
演題:予防歯科(出版記念)超高齢化社会を見据えたインプラント治療
発表者:秋知 明(アキチ歯科医院)
抄録:
高齢者にとって、咀嚼能率の低下はフレイルにつながり、生活に質を落とすだけではなく、様々な合併症を引き起こす可能性があります。今回、一歯欠損だけでも咀嚼効率に大きく影響するが、即時プロビナリゼーションにより早期に咀嚼能率を回復可能であることをグルコセンサーを使うことによって検証した。その結果、超高齢化社会における即時プロビナリゼーションの有効性を確信した。
「口頭発表」
3月12日(日) 13:20~13:35
演題:インプラント上部構造の形態 −機能と長期保存− Shape of implant superstructure for Function & Longevity
発表者:西山和彦 Kazuhiko NISHIYAMA
抄録:
「インプラント」も「予防」も手段に過ぎず、「インプラント」の目的は口腔機能(咀嚼、発音、呼吸、二足直立姿勢維持、審美)の回復による健康・福祉の確立であり、「予防」の目的はその機能を長期保存させることである。
インプラントの予防というと、ブラッシング、PMTCを真っ先に考えるだろうが、細菌が停滞しない形、歯肉の血流を阻害しない形、外傷性の咬合力を加えない形、という免疫能を手助けする「(歯冠の)形態」を付与することが重要である。
「形は機能に従い、機能は形に依る」‥機能を満たし長期保存させ得る「形態の標準指標」を示す、そのKey wordはLine angle、Three plane concept、Convex、Flat、Concaveである。(無理なく、無駄なく、難しくない咬合論も合わせて示す)
そして、その形態を具現化するWax up方法「骨格技法」を解説する。
Regarding preventive dentistry of Implant, Shape of superstructure is important.
Shape follows Function. Function depends on Shape.
Explain “morphological standard index”(mainly Line angle, Three plain concept)
And “Skelton technique” that is a way of Wax up
「口頭発表」
3月12日(日) 13:40~13:55
演題:予防歯科(出版記念) 第2大臼歯欠損症例におけるインプラント選択の重要性 ~口腔機能の安定化と周囲炎の予防
発表者:菊池 龍介(K.i(ケーアイ)歯科)
抄録:
オーラルフレイルを予防し口腔機能の安定化を図るためには、インプラント治療においても咀嚼筋や顎関節に配慮したい。
第2大臼歯の喪失から咬合高径の低下と下顎の偏位が生じ、歯列崩壊へ向かうことがある。最後臼歯のインプラントは下顎位に影響する点で重要であるが、解剖学的な条件やメインテナンスが厳しい。
目指すべきは咀嚼・嚥下機能を維持するための前提である「顎骨の保全」と下顎位の影響下にある「美容的な顔貌形態」の維持を、シンプルなメインテナンスで達成することである。
プロフィール:
略歴
1959年生 東京都出身
1978年 駒場東邦高校卒
1984年 九州歯科大学卒
1988年 世田谷区にてキクチ歯科を開業
2007年~2012年 東京歯科大学解剖学教室在籍
2014年 歯学博士
2015年 K.i 歯科を開業
所属:
ICCMO(国際顎頭蓋機能学会)
日本インプラント学会
日本顎咬合学会
「口頭発表」
3月12日(日) 14:10~14:30
演題:垂直的補綴空隙不足に対処した1症例
発表者:木村博光 Hiromitsu Kimura
抄録:
部分歯列欠損の補綴空隙不足は残存歯と欠損部との関係が複雑にからみ難易度を高める.本症例は患者,68歳女性,可撤式補綴物を嫌がり下顎臼歯欠損の長期放置による咀嚼障害,審美障害の主訴に対応した症例である.垂直的補綴空隙不足ならびに歯列不正、位置異常による咬合湾曲のみだれに対し歯列の修正,咬合挙上を行い患者の希望により固定式補綴装置で欠損部を補綴する.
診断用模型を用い上顎挺出歯歯列の修正量並びに下顎欠損部の垂直的補綴空隙の量確保のための挙上量を計画した.上顎挺出歯の歯牙のうち歯冠の修正量に必要な歯牙に対して歯内療法を行い並行し下顎欠損部にインプラント埋入を行った.上顎臼歯部,下顎臼歯部暫間被覆冠で咬合挙上量を考慮しながら咬合採得と咬合印象を行いながら経過観察し最終補綴を装着した.補綴空隙不足に対応した1症例を報告する.
「口頭発表」
3月12日(日) 14:35~14:55
演題:上顎臼歯部歯の破折による炎症性歯槽骨吸収に対して ソケットリフトにより上顎洞底挙上しインプラント埋入を行った1症例及び予防歯科の重要性について
発表者:井畑秀久
抄録:
歯の破折により歯槽骨は炎症性吸収を起こす.それが陳旧性になった場合歯槽骨吸収範囲は広範になる.当該歯抜歯後中間欠損となった場合,補綴プランとしてブリッジもしくはインプラントとなる.患者がインプラントを希望した場合,上記の症例においてインプラント埋入に必要な頬舌的骨幅や歯槽骨頂と上顎洞底間に充分な骨量が得られない事がある.その場合にはサイナスフロアエレベーションを必要とする.
ラテラルウインドウテクニックとクレスタルアプローチのどちらを選択して骨増生を行うかは,それぞれの適応が有る.本症例においてはクレスタルアプローチすなわちソケットリフトにて骨増生しインプラント埋入及び補綴処置を行い良好な結果が得られたので報告する.
また,インプラント長期安定の為には予防歯科は必須である.
当院で行っているメインテナンス予防歯科について述べたいと思う.
キーワード:歯の破折,炎症性歯槽骨吸収,骨増生,サイナスリフト,予防歯科
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