平成 27 年 6 月 28 日に開催される“認定講習会及び研修会” ですが、以下の通り当日のスケジュールが変更となりスケジュール詳細も決定しましたので、ご通知申し上げます。スケジュール変更後の内容を下記に記載させていただきますので、宜しくお願い申し上げます。
「明日から使える口腔インプラントの画像診断:正常画像解剖,鑑別診断,難易度別治療」
日本大学松戸歯学部放射線学講座 教授 金田 隆 先生
口腔インプラント(以下インプラント)治療に必要な画像検査は従来から口内法やパノラマエックス線検査が主流であり,インプラント治療時の病変スクリーニング検査および患者さんへの病状説明の資料としても,毎日の歯科臨床において必須の画像検査法です。一方,コンピュータや医療機器の進歩に伴いエックス線 CT(Computed tomography)検査が広く臨床に普及し,近年ではコーンビーム CT の開発,普及に伴い,歯科開業医でもインプラント治療を中心にこれら CTのデジタル画像を臨床に導入応用しています。
そこで今回は,パノラマエックス線検査法から CT 検査の画像検査をインプラント治療に明日から使えるようにするために,1)パノラマエックス線写真の正常解剖像の修得,2)口腔インプラント治療時に,鑑別を必要とする顎骨病変や上顎洞病変の画像診断,3)CT データを用いたインプラント治療の実際,4)インプラント治療難易度別治療も述べ,開業医のための明日から使えるインプラント治療のスキルアップをはかります。
[参考文献]
金田隆編著,月岡庸之著:
画像診断に学ぶ難易度別口腔インプラント治療,2014 年,永末書店,京都
金田 隆 (かねだ たかし)
非常勤として
広島大学歯学部非常勤講師(歯科放射線学)
明海大学歯学部非常勤講師(歯科放射線学)
東京歯科大学歯学部非常勤講師(歯科放射線学)
埼玉県立大学非常勤講師(歯科放射線学)
日本大学歯学部兼担教授(歯科放射線学)
現在に至る
日本歯科放射線学会理事長(専門医,指導医)
日本画像医学会理事
日本顎関節学会代議員(専門医,指導医)
日本口腔インプラント学会(基礎系指導医)
日本医学放射線学会頭頸部研究会幹事
International Journal of Oral-Medical Sciences: Editor-in-Chief
Journal of Oral Science: Editorial Board
日本大学松戸歯学部放射線学講座/一般社団法人東京形成歯科研究会 月岡庸之 先生
インプラント治療における術前 CT 検査の重要性と有益性は多くの文献で報告されている。
我が国においては現在、CT 装置の普及により多くの歯科医療現場でインプラント治療に対するCT 撮影が行われるようになった。
さらには、3次元画像分析ソフトの急速な進歩と普及によりインプラントの埋入位置を画像データ内でシミュレーションできるようになった。
現在ではインプラント予定部位の CT データを三次元的なデジタル画像に変換し、各種インプラントの CAD データと重ね合わせることでより詳細な解剖学的構造や骨形態を治療に反映させるシ
ミュレーションは治療に必須な一般的診断ともいえる。
しかしながら我々が最も把握しなければならない事は、正常解剖像にたいしての正確な安全域を確保されたインプラントの埋入位置であり、その実行にある。
それらを正確にシミュレーションするためには最終補綴物の 3 次元的な位置を CT データ上に再現する事が重要である。そのための方法の1つとして口腔内 CT データだけではなく、ワックアッ
プデータおよび口腔内模型のスキャニングによって得られたデータをスーパーインポーズし、より緻密なインプラント治療の設計を行う事も可能となった。その上で必要があればそのデータを基に
埋入のためのサージカルガイドの作製を行い埋入処置時に使用することもできる。
今回はシミュレーションの手順と注意点および埋入術式との関連について述べてゆく。
月岡 庸之
「歯科医師様のための相続・医業承継対策」
日本生命保険相互会社 代理店営業本部 コンサルティング推進チーム 主席コンサルタント
大西 恭則 先生
最新の医療法・民法改正動向を踏まえ、歯科医のみなさまに知っておいて頂きたい、最新の相続・医業承継対策について、具体例を交えながらわかりやすく解説致します。
1974 年、日本生命保険相互会社入社。
2000 年から代理店業務部専門部長として、4万名を越える経営者・ドクター向けの相続・事業承継セミナーを全国各地で実施。
2011 年より現職。
とりわけ、医業経営者・後継者からの相続・医業承継問題に関するコンサルティングの要請が多く、お客様の個別相談は 5 千名を越える。