[ご持参品] 白衣
[ご持参品] 下記の通り、埋入から縫合までの実習で使用するインプラント外科器具をご持参ください。
1)メスホルダー
2)骨膜剥離子 × 1~2
3)外科ピンセット × 1~2
4)外科ハサミ
5)持針器
6)プローブ または ボーンキャリパー
7)オステオトーム ※お持ちであればご持参願います。
8)ストレートハンドピース
9)サイナリフター ※お持ちであればご持参願います。
12 月 17 日(土)
「インプラントロジストのための臨床解剖学」
神奈川歯科大学大学院・口腔科学講座歯科形態学 教授 松尾雅斗 (Matsuo Masato)
インプラント治療は広く一般にも認知され,多くの先生が取り入れるようになってきました。それに伴い専門医、指導医をめざす先生方には解剖や組織学など基礎的な知識も要求される時代になってきました。今回の講演ではマクロからみた臨床解剖学とミクロからみた歯周組織の微小循環と言う2つのテーマについて焦点をあてて解説していきたいと考えています。
『顎顔面の臨床解剖学』
特インプラント治療に必要な基本的事項をピックアップしてお話ししたいと思います。近年、臨床医から頭頚部の正常構造について解剖学者の意見を求められる機会が多くなってきました。神奈川歯科学資料館を見学し人体の構造について学習したいと考えています。また、解剖学者と臨床医の間でコンセンサスを共有できるような症例ディスカッションができればと思っています。
『歯周組織の微小循環』
我々は血管鋳型法という方法を使って、歯周組織の血管構築を走査型電子顕微鏡(SEM)で観察してきました。血液の流れは咬合圧の緩衝作用や歯槽骨のリモデリングに不可欠なものです。抜歯窩の治癒に血餅が必要なことからわかるように、骨再生の鍵を握っているのは血管新生です。インプラント表面の骨新生も周囲にどれだけ血管を呼び込めるかで骨添加率は変わってきます。これら微小循環と骨形成、インプラントの関係についてヴィジュアルに解説していきたいと考えています。
松尾 雅斗(Matsuo Masato)
神奈川歯科大学・歯学部卒業
神奈川歯科大学・歯学部・大学院・歯学研究科卒業
Karolinska Institute (Sweden) 留学
神奈川歯科大学大学院・口腔科学講座歯科形態学 教授
日本口腔インプラント学会基礎系指導医
12 月 18 日(日)
「サイナスドリルを使用した上顎洞底挙上術」
一般社団法人東京形成歯科研究会 副会長
神奈川歯科大学大学院口腔科学講座・歯科形態学(口腔解剖)特任講師 奥寺 俊允
上顎臼歯部に対するインプラント治療で、垂直的に骨量が不足したケースに対し上顎洞底挙上術による骨造成法が非常に一般的で予知性の高い治療法となっている。上顎洞底挙上術の側方アプローチや歯槽頂アプローチに対し、上顎洞粘膜を損傷させずに骨を切削できるサイナスドリルが開発されています。
そこで今回、そのサイナスドリルの使用出来る適応症と手術手順を説明し、模型実習にて実際に使用していただきたいと思います。
最近での使用法改善による術式のアップデートも行いますので、昨年聞いていただいた先生にもご参加いただければ幸いです。
協力:OSSTEM JAPAN
奥寺 俊允
Associate Fellow, American Academy of Implant Dentistry (AAID)
日本口腔インプラント学会専門医・代議員
The International Society of Blood Biomaterials (ISBB) 認定医
一般社団法人東京形成歯科研究会 副会長
Active member, Academy of Osseointegration (AO)