2023年9月10日(日) 開催 TPDS(当会)主催JSOI認定講習会 アンケート
受講生の先生は、各講義終了時までに、下記より“アンケート”にご回答ください。
2023年度 第6回 TPDS主催JSOI認定講習会(9月10日(日)開催)講師:今村 栄作先生
https://jp.surveymonkey.com/r/MQYDQ8K
本講習会は、“対面”参加形式、“オンライン”(Zoom)参加形式のハイブリッド(併用)型で開催します。
本講習会は ZOOM(インターネット・WEB 会議システム)( https://zoom.us/jp-jp/meetings.html )にてオンライン同時配信いたします。
Zoomでご参加なされる先生は、カメラ付きの PC またはタブレット端末(例、iPad)をご用意願います。双方向で会話ができ、PPT等の発表スライドも十分に閲覧可能です。
Zoomへの接続方法が不明な先生は、資料「Zoomアプリのダウンロード~ミーティングを始めるまでの手順」を別途配信させていただきます。当会事務局までEmail送信願います。
〇従来通り、お申し入れがあれば、本講習会開催の数日前に「Zoom“接続テスト”」を実施します。
〇その他、ご不明な点につきましては、どうぞお気軽に当会事務局までご連絡下さい。
※敬称略
「有病者や注意すべき薬剤の投与患者に対するインプラント治療〜易感染性疾患や骨吸収抑制薬投与患者への対策も含めて〜」
※講演形式:“ 対面 ”+“ オンライン ” ※「Zoom」配信 〇実習の参加形式:“対面”のみ 〇撮影・録画 禁止 |
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横浜総合病院歯科口腔外科部長 院長補佐 今村 栄作 ※参加形式:“ 対面 ” |
「ALL ON 4 を含め上顎無歯顎インプラント VS 総義歯による機能回復」
※講演形式:“ 対面 ”+“ オンライン ” ※「Zoom」配信 〇実習の参加形式:“対面”のみ 〇撮影・録画 禁止 |
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一般社団法人東京形成歯科研究会/ファミリー歯科 つくば予防インプラントセンター 李 徳操 ※参加形式:“ 対面 ” |
「組織工学が拓く口腔外科」
※講演形式:“ 対面 ”+“ オンライン ” ※「Zoom」配信 〇実習の参加形式:“対面”のみ 〇撮影・録画 禁止 |
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東京大学大学院医学系研究科 外科学専攻 感覚・運動機能医学講座 口腔顎顔面外科学教授 星 和人 ※参加形式:“ 対面 ” |
実習参加者ご自身にてご用意いただく器材がございます。下記「ご用意いただく器材について」を必ずご確認、ご手配下さい。
※開催概要は予告無く変更となる場合がございます。予めご了承願います。
※対面形式 + オンライン(Zoom)形式 の「ハイブリッド型」開催となります。
○対面参加形式の場合
オクデラメディカルインスティテュート セミナー室
※当日は、「4F・王子フィットネス&ジム」までお越しください。5Fセミナー室へは4Fを経由して頂きます。
住所:〒114-0002東京都北区王子2-26-2 ウェルネスオクデラビルズ
TEL:03-3919-5111 / FAX:03-3919-5114 ※当日の連絡先(事務局) TEL:090-4913-8677
○オンライン(Zoom)形式参加の場合
Zoom(インターネット・WEB 会議システム)( https://zoom.us/jp-jp/meetings.html )での開催となります。
講習会当日、下記の内容よりご参加下さい。
「Zoom」
トピック: TPDS(当会)主催JSOI認定講習会(2023年度第5回)_2023年9月10日(日)9:30~
時間: 2023年9月10日 09:30 AM 大阪、札幌、東京
“ 講義 ”
「有病者や注意すべき薬剤の投与患者に対するインプラント治療〜易感染性疾患や骨吸収抑制薬投与患者への対策も含めて〜」
横浜総合病院歯科口腔外科部長 院長補佐
今村 栄作
人生 100 歳時代と言われている社会になりましたが、当院にも 75 歳以上で手術希望の紹介患者さんが大勢来院されます。しかしこの世代の多くの患者さんは様々な疾病を罹患していることや、薬
物療法を受けていることも多く、局所麻酔を併用した手術や通常の歯科処置でも十分な注意を払う必要があります。
糖尿病や自己免疫疾患などの易感染性疾患の患者さんは特に術後感染に対して注意が必要ですし、心不全や高血圧症などは、術中や術直後の管理が大切です。
また日本でも 2005 年くらいからビスフォスフォネート製剤やランクル製剤、分子標的薬の普及に伴う薬剤関連性顎骨壊死(MRONJ)患者を日常臨床で散見するようになりました。骨吸収抑制薬ですが、現在歯科手術前には休薬を行わない方針となっておりますが、術後の創部裂開や骨炎などの併発に十分な注意が必要です。
今回私は、当院で経験したことを中心に、有病者や骨吸収抑制薬患者におけるインプラント治療についてお話したいと思います。先生達に少しでもお役に立てれば幸いです。
今村 栄作 (イマムラ エイサク)
歯学博士(昭和大学口腔解剖学講座)
(公社)日本口腔外科学会 認定口腔外科専門医 代議員
(公社)日本口腔インプラント学会 認定専門医
ITI Fellow
ITI 日本支部公認インプラントスペシャリスト
アジア口腔顎顔面外科学会(Asian OMS)
日本頭蓋顎顔面外科学会,日本顎変形症学会,日本口腔ケア学会
日本口腔診断学会,日本顎顔面インプラント学会 他 所属
・インプラント併発症 医学情報社 2011 年
・一般臨床医のための歯科小手術のスキルアップ 日本歯科評論増刊 2014 年
・今村栄作:歯性感染症と顎骨壊死, 特に ARONJ 症例に対する治療と現状. 宮脇剛司 編著;PEPARS 頭蓋顎顔面外科の感染症対策. 全日本病院出版会, 東京 2018, 24-35 頁
・今村栄作;特集/この親知らず、ホントに抜かなきゃいけないの? nico/2023 年 3 月号クインテッセンス出版
・歯科手術アシスタントマスターBOOK クインテッセンス出版 2022 年
・判例からみた医療安全(歯科医療に求められる戦略的なリーガルリスクマネージメント)わかば出版 2014年
・歯科診療室での医療安全実践ガイド 起こりやすいエラーの予防と対応策 医歯薬出版 2010 年
・歯医者さんに教えて! どんなお薬飲んでいますか?長坂浩 監修 中島丘 編集
今村栄作・岩﨑妙子・久保山裕子・星島宏・守安克也・山口秀紀 著
クインテッセンス出版 2018 年
など
“ 講義 ”
「ALL ON 4 を含め上顎無歯顎インプラント VS 総義歯による機能回復」
一般社団法人東京形成歯科研究会/ファミリー歯科 つくば予防インプラントセンター
李 徳操
高齢者社会を迎えた現在、健康な状態で歳を重ねることは大事なことである。食生活が大きな1因となってるのは言うまでもないことである。また、高齢者にとってインプラント手術直後の治癒期間の QOL の維持向上は非常に重大な事は周知の通りである。歯がない状態が長く続くことはその間満足な食事が取れなく、健康にも影響すると思われます。なるべくは短期間で機能回復を行うことが重要な課題となっていく。
骨造成、歯周組織の改善など治療期間が長引くことは高齢者にとって苦痛となりうると思われる。なるべくは低侵襲で尚且早期に機能回復する治療方法が望まれる。それにはインプラントを用いて抜歯即時埋入即時荷重を行うことは有意義であるがフルマウスのケースにおいては必ず総義歯の知識が必要になる。
今回は ALL ON 4 を含めた上顎フルマウスの治療における様々なオペの手技や即時荷重のプロビナルレストレーション、最終補綴物の補綴設計の手順など効率的に行うにはいかにしてラボサイドと綿密な連携をとるかが重要な要素となる。このことを踏まえてフィルマウス治療におけるインプラント、総義歯のそれぞれの関連性についても私見を述べたい思います。
李 徳操 (リ トクソウ)
1954 年 神戸生まれ
1980 年 朝日大学歯学部 卒業
1987 年 ファミリー歯科医院 開業
2006 年 医療法人社団 飛翔会設立。ファミリー歯科移転開業
日本口腔インプラント学会 専門医(平成 23 年 3 月現在)
ICOI(国際口腔インプラント学会) 指導医・認定医
ALD(アメリカレーザー歯学会 会員、日本臨床歯周病学会 会員、
東京歯科形成研究会 会員、日本自家歯牙移植研究会 会員、日本歯科医師会 会員
“ 講義 ”
「組織工学が拓く口腔外科」
東京大学大学院医学系研究科 外科学専攻 感覚・運動機能医学講座 口腔顎顔面外科学教授
星 和人
口腔・顎・顔面外科治療においては、機能および形態の再生・再建が求められる。そのため、 3 次元形態を有する再生骨組織を作製する組織工学への期待が高い。本講演では、われわれが開発した唇裂鼻変形に用いる再生軟骨(インプラント型再生軟骨)などを、実際に臨床導入されている骨再生医療の実例として供覧し、研究開発過程や、臨床導入の実際、産業化への道筋を紹介する。さらに、様々な足場素材と 3 次元プリンター技術を用いるティッシュエンジニアリング型再生医療組織の展開や、現在研究を開始しているインプラント周囲炎や顎関節症に対する再生医療的アプローチ、などといった今後の再生医療の展望について述べる。
星 和人 (ホシ カズト)
1991 年に東京大学医学部を卒業、同整形外科入局。
1994 年に東京大学大学院医学系研究科入学、
1998 年に卒業し学位(医学博士)取得。
2002 年に東京大学附属病院整形外科助手を経て、東京大学大学院医学系研究科軟骨・骨再生医療寄付講座客員助教授(現 特任准教授)。
2017 年に東京大学医学部附属病院ティッシュエンジアリング部部長、
2018 年より東京大学大学院医学系研究科運動感覚機能医学講座口腔外科学教授に就任。日本再生医療学会理事、日本口腔外科学会理事、国際口腔ケア学会理事長、日本口腔科学会副理事長、日本口腔ケア学会副理事長。